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しみずよしこの英語教室

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"Swimmy"を英語で読む

こんにちは。
今、小学二年生教室用に「スイミー」を英語で書いた物を使おうと、教材を作っています。

スイミーは、私も小学生の時に習った、昔から読み継がれている名作中の名作です。
「スイミー、レオ・レオニ作、谷川俊太郎訳」
私も何回も読んだので、この響き、なつかしいです。

さて、このスイミーですが、海の中の描写、スイミーの気持ちなどが、端的な言葉で美しく表現されています。
このスイミーを使って、表現の勉強をすること、みんなで団結することの大切さに気づくことももちろん大切です。それに加えて、私は小学2年生でも、この教材で「自分の役割とは何かを考える」をねらいとして設定したいと思います。(その前段階として、前回は「りんごがたべたいねずみくん」の英語版を使用しました。)

仲間を失ったスイミー。美しい海の中で、新しい世界に出会い、少しずつ元気になっていきます。そして新しい仲間を見つけます。
スイミーは、海の中でただただ生きていくのではなく、泳いで、遊んで、色々なものを見ようよ!”Let's go and swim and play and SEE things!"と仲間に呼びかけています。大きな魚に食べられてしまうとおびえる仲間達に”We must think of something."
考えて考えて「そうだ!」みんなで団結して大きな魚のように見せかけることを考えつきます。この物語の大切な所は、そこで終わるのではなく、スイミーがその中で「自分には何ができるのか、自分は何をすべきなのか。」を考えることです。”I'll be the eye."にたどりつきます。
この作品を、二年生に味わいつくしてほしいと思います。

マニアック、かどうか分かりませんが、”Let's go”を谷川俊太郎さんが「おいでよ!」と訳しているところが、今になって「おおー!」と。

夏休み中に、暗唱できるように頑張ってもらおうと思います!


by oldfirtree | 2017-06-16 15:41 | 英語学習 | Comments(0)

兵庫県明石市発。英語の役立つマメ知識から深掘り解説、その他学習方法や教育情報、趣味のガーデニングや、家づくりの事なども綴っています。


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